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企業を知る

会社にはそれぞれの特色があります。
何の事業を行っているか、どの方向へ向かっていくか、成長が激しい企業なのか、成熟した企業なのか。
時代とラフスタイルの変化とともに会社の事業スタイルも変化していきます。
投資家は現在の会社の姿をはっきり把握しておくことが必要です。

会社四季報
投資家が会社の情報を知る上で有名なのが東洋経済社の会社四季報です。
四季報は株式市場に上場している全銘柄の会社の情報を一定の様式でまとめて紹介しています。
年4回データを更新して発行され、多くの投資家に利用されています。
インターネット証券に口座を開くと利用できる無料情報のなかにも四季報が含まれています。
ここでは楽天証券の無料情報ツールであるマーケットスピードに表示されている会社四季報の情報を見ていきます。

決算
決算期が3月ということ。
3月末に株を保有していれば配当を受け取る権利を得ることが出来ます。

設立
会社設立が1920年3月ということ。

上場
証券取引所への上場年月が1949年5月ということ。

特色
会社の業界での位置や強みなどを紹介している欄です。

連結事業(または単独事業)
連結とは子会社を含めたグループ全体のことです。
この欄ではこの会社がどのような分野で売上を上げているかを紹介しています。
二輪車9、四輪車89
この9、89という数字は部門別売上高構成比率の%を表しています。
スズキは売上金額全体の9%がバイクなどの二輪車で、普通自動車などの四輪車が89%ということです。

海外
61という数字はホンダの連結事業の海外売上比率が61%であることを表しています。
海外比率が高いため海外の景気や為替変動に業績が影響を受けやすい企業であることがわかります。

コメント欄
【高水準】【集約】と表示されている部分がコメント欄です。
四季報編集部の取材調査に基づいて独自の見解を述べています。
【   】の中に見出しがつけられ、【前半】と【後半】に分けられています。
【前半】
製品別、サービス別、部門別の販売業績。
今期または来期の業績見通しについて。
【後半】
中期展望、新製品、新規事業などの解説や懸念材料など。

従業員
連結での従業員数と単体の従業員数、平均年齢と平均年収です。
歴史の長い安定した企業ほど年齢構成では高齢化している傾向があります。



株式
発行済株式数と売買単位枚数が記載されています。
売買単位とは、株を買うときに最低限必要な枚数で、スズキの株は100枚からずつ注文できる仕組みになっているということです。
[貸借]とは貸借銘柄という意味で、お金を証券会社から借りたり、空売りをしたりすることが出来る銘柄ということです。
[優待]は株主へ会社からプレゼントが出る優待制度を採っていることを表します。
時価総額は発行済み株式数×株価の金額で、いわば会社全体の値段です。
[225]は日経平均株価を構成する225銘柄の一つという意味です。

財務
総資産(企業の全財産のこと。)
自己資本(総資産から借金総額を引いた額。純資産や株主資本とも呼び、会社資産のうち株主の資金によってまかなわれている部分を示す。)
自己資本比率(高い方が借金が少なくて健全。低い場合は投資対象外。50%以上が理想で、製造業では30%くらいでも問題ないとされている。)
有利子負債(利子をつけて返さなければいけない借金のこと。業種にもよるが少ないほうがいい。ただし、企業活動に必要な借入金もあるので注意。売上金額の半分以上になるくらい有利子負債ふがある企業は投資対象外。)

指標等
ROE(株主資本利益率)とROA(総資産利益率) 投資の際の重要なモノサシ
研究開発費 企業の将来性を見る指標

キャッシュフロー
現金の流入・流出を表す。株式投資では重要なモノサシ。先のページを参考に。



株主
どのような企業と取引関係があるかがわかります。
業務提携をしていたドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲン社が全株式の19.8%を占める筆頭株主となっています。
株主の上位にその会社の社長やその家族が名を連ねていたり、聞きなれない会社名がある場合はワンマン体制の会社であることが多いようです。
<外国>49.6%とありますが、これは外国人投資家の占有率を表しています。
外国人投資家が動くと株価も大きく動くことがわかります。
<浮動株>とは常に市場で売買されていて株主が流動的な株式のことです。
2.5%は浮動株の比率を表しており、スズキは浮動株が少なく、株主が安定していることを表しています。
国際的に有名で技術もある会社の株は株主が安定しており、市場に出回る株数が少ない傾向があります。
浮動株率が低い銘柄の株価は材料によって上にも下にも大きく動く傾向があります。


業績
過去の業績結果と将来の業績予想が掲載されている。
売上高 年度ごとの比較で売上の伸びを確認できます。成長が著しい企業では売上が急速に増え続け、成熟した企業ではゆっくり伸びていきます。
営業利益 売上高から日々繰り返される本業の活動による費用を引いた利益。本業による利益であり、売上とともに順調に伸びていることが理想です。
経常利益 営業利益に金融関係の収支(子会社からの配当収入や借金の利息支払い)を加味した利益
純利益 経常利益に本業の活動とは違う突発的な損益(工場火災、リストラによる不動産売却など)を加味し、税金を差し引いた最終的な利益。

1株益とは1株当たりの利益のことで純利益を発行済株数で割って算出したものでEPSと呼ばれる。この数値が順調に伸びているほど投資先として魅力的。
1株配とは1株当たりに支払われた配当のこと。この数値が順調に伸びているほど投資先として魅力的。

配当
配当の実績と予想が掲載されている。
予想配当利回りとは予想される配当額を株価で割ったもの。金融商品として配当が魅力的かどうかを見る指標。
BPSとは株主の会社資産である自己資本を発行済株数で割ったもので、企業が解散した時に株主の手元に残る金額。
株価がこれを下回ると割安感が強くなる。


資本異動
会社の発行済株数の変化を表したもの。
 公募増資
 株式分割
 額面増資
 中間発行増資
三者 第三者割り当て

13.4 公100万株(1000円) 1500
2013年4月に公募増資をし、1株1000円で100万株発行した結果、発行済株式数が1500万株になったということ。

13.3 分1→1・1 1500
2013年3月に株式分割を行い1対1・1の株式分割を行い、発行済株式数が1500万株になった

その他にも
有 額面増資
中 中間発行増資
三者 第三者割り当て


東証 高値 安値
上場以来の高値と安値とその年。
ここ3年の高値、安値とその月。
ここ何ヶ月かの高値、安値、出来高の推移。

格付
会社の債務返済能力を示す信用調査会社による格付