デイトレードとの違い
短期間で株の転売を行うデイトレードもありますが、こちらはマネーゲームと言われ、投資よりも作業の繰り返しに近い感覚です。デイトレードは自分で高度な判断を何度も何度も繰り返す必要があり、とても疲れます。
一方で長期投資の場合は頑張るのは企業経営者であり、自分ではありません。
自分に必要なのは最初の作業だけです。
どの企業の株を買うかを決め、あとはいつ買うかを決めて実行するだけ。
一度買ったらあとは企業経営者の実力を信じて株を持ち続けます。
その後に株価が大きく変動しても、一喜一憂せずにひたすら持ち続けるのです。
中には自分が買った後の株価変動の情報を一切確認しない人もいます。
なぜ儲かるのか?
企業の株をもっていると、その企業の利益の一部を将来にわたり永遠にもらい続けることができます。その企業が倒産しない限りずっとです。
この株の持ち主か企業の利益の一部を受け取る仕組みを配当といいます。
もらえる回数は1年に0~4回です。
配当の金額は企業の成長による利益拡大とともに増えるのが普通です。
逆に企業の経営が悪化すると、配当額が縮小したり、配当停止になる場合もあります。
その場合も、再び経営が起動に乗り始めると、配当は復活します。
成功例
例えば、山田さんはA社の株何枚かを株式市場で124万円で売っている時に購入したとします。その後山田さんはA社の株を12年間持ち続け、配当を11回受け取り、12年目で持ち株全部を株式市場で売却したとします。
1年目、配当4万円ゲット、A社の株の値段124万円(株式市場における値段)
2年目、配当4万円ゲット、A社の株の値段116万円
3年目、配当0万円ゲット、A社の株の値段66万円
4年目、配当3万円ゲット、A社の株の値段106万円
5年目、配当6万円ゲット、A社の株の値段176万円
6年目、配当8万円ゲット、A社の株の値段209万円
7年目、配当12万円ゲット、A社の株の値段289万円
8年目、配当12万円ゲット、A社の株の値段256万円
9年目、配当10万円ゲット、A社の株の値段216万円
10年目、配当12万円ゲット、A社の株の値段276万円
11年目、配当15万円ゲット、A社の株の値段346万円
12年目、配当17万円ゲット、A社の株の値段396万円(株式市場で売却)
この場合、12年間で配当を合計103万円受けとったことになります。
配当による収入をインカムゲインと呼びます。
124万円で購入した株が12年後に396万円で売却できたわけです。
この転売による差額の272万円の利益をキャピタルゲインと呼びます。
A社は12年間で大きく成長し、1株あたりの配当も増加していきました。
配当がより多くもらえる株に変わっていくことでA社の株の人気も上がり、株価も上昇していったのです。
これは株の長期投資が成功した例です。
次に失敗した例を挙げます。
失敗例
1年目、配当4万円ゲット、A社の株の値段124万円(株式市場における値段)2年目、配当2万円ゲット、A社の株の値段96万円
3年目、配当0万円ゲット、A社の株の値段41万円
4年目、配当0万円ゲット、A社の株の値段16万円
5年目、配当0万円ゲット、A社の株の値段1万円(株式市場で売却)
この場合5年間で配当を6万円受け取りました。
株の転売では123万円の損(キャピタルロス)です。
あわせると117万円も投資で失敗したことになります。
もし2年目で株を市場で売却して手放せば22万円の損失で済んだことになります。
しかし、先のことは誰にも予測できないのが普通です。