為替とは通貨と通貨の交換比率(レート)のことです。
日本経済にとっては特にアメリカドルとの為替レートが重要になります。
- 円が米ドルより弱くなる・・・円安ドル高(円が通貨安の状態)
- 円が米ドルより強くなる・・・円高ドル安(円が通貨高の状態)
高く評価される通貨
- 経済力が強い国の通貨
- 債権国の通貨
- 信頼されている通貨
- 価値が安定し安全な通貨
- 相対的に供給不足の通貨
これらの条件に大きな変化が起きると為替は急激に動きます。
ドル円為替レートの変動要因
- アメリカの景気が減速すると円高ドル安になる傾向があります。
- 貿易黒字が続くと長期的に円高ドル安になる傾向があります。
- 日本の金利に対して相対的にアメリカの金利が高くなると円安ドル高に動きます。
- 外国からの投資流入が続くと円高ドル安に動きます。
為替変動による企業経営への影響
日本経済を根幹で支えているのは高い技術力を持った輸出企業です。日本経済はすでに成熟しきっているので経済成長の多くの部分を海外からの需要に依存していくことになります。
一般の消費者にとっては円高の方がモノが安く買えてメリットがありますが、企業側に立つと急激で過度な通貨高は問題も出てきます。
円高は日本における生産コストが高くなり、日本製品の国際的な価格競争力を低下させます。
大企業の多くが海外展開をしており、日本経済全体で見ると日本製品が海外で安く売れる円安の方が株価にプラスになる傾向が続いています。
円安(円の価値が下落=日本の労働力が安くなる)
- 輸出にプラス(日本の自動車、電気製品、精密機械等の価格競争力が海外で高まる)
- 電機や自動車など輸出比率高い業種にはプラスで株価も上がる
- 逆に輸入比率が高い産業には輸入コストが上がってマイナス
円高(円の価値が上昇=外国の労働力が安くなる)
- 輸入にはプラス(海外から原油など資源や食料などを安く買える)
- 輸入比率が高い産業にとっては輸入コストの低下はプラスになり、株価も上がる
- 逆に輸出比率が高い産業には日本製品の国際的価格競争力低下でマイナス
企業の円高対策
円高で苦しんだ輸出関連企業は円高対策をしました。
海外現地生産を増やし、部品も海外で調達しています。